創作短編・長編小説 | Digital Future - デジタル・フューチャー
☆『誕生詩』・・・音楽と殴り合い、どたばたな恋心に友人とのボケ突っ込み。学校祭に向けて突っ走るさわやかな物語。『誕生詩、鎮魂詩』前編
Prelude 春。桜の咲くまで
第一話 俺がダメ人間コンテストで優勝できるなら坂本講師は手抜き授業フェアで栄冠を戴けそうなレベルだ。
第二話 「ふっ、幸一。あんたのエロ本とエロゲ五十音順に整理したときのこと、ばらすわよ」
第三話 一緒だと二人だろアホが。ちなみに吉岡は「一人最高同盟」なる謎の同盟を主催しているらしく、俺はその名誉会員第一号、らしい。
第四話 学校一の変人、千島桔梗。そして 学校一の奇人、新島亜紀。
第五話 すまん吉岡。お前の顔に鼻がついていたからさ
第六話 幸一、今すぐ相談なさい、そしてそこから飛び降りなさいっ
第七話 女という生き物は性別だけで戦争から一瞬にして団結できる、らしい。
★『夏、花の島』・・・コミトレ発表作品。
五年ぶりの故郷に戻った千島桔梗。夫の死で時間を止め続ける母、千島小桜。のんきな叔父と、不思議な同級生、二並。変わらぬ自然が失った時間を優しく取り戻させる。そんな最北端の島の風と、最前線のお話。
第1話 五年分を五秒で回想し、最後に見た日から何も変わらない、花に囲まれた実家の扉を開ける。
第2話 明け遣らぬ薄紫の空に機影が溶け込み、ジェットエンジンの音だけがこの世へのはかない形見。
第3話 「じゃ、再開記念にうちの民宿においで。浴びるほど飲ませてあげる」
第4話 誰かが出した恋人の写真が跳ね飛ばされ、パンツが窓から飛び出す。血の粛清が終わるとなんともいえない静けさが溢れる。
第5話 トイレに走る。痕跡を探す。洗面所も調べる。血の一滴ですら見当たらない。洗面所に手をついて、白い壁を、床をもう一度眺める。
第6話 汗をかいた背中にこの島の風が涼しい。幾多の夏を、誰が見ずとも越えてきたこの場所よ、どうか永遠であれ。
第7話 お、叔父さんも妄想王国に入っちゃおうかな
第8話 そして、その質問はふいだった。
-番外-御伽噺 私はもう長くないです。ですから、最後に花を見たいのです。都の美しい花を。
第9話 あんたの桔梗はここにいないんだ。生まなきゃよかったんだ。
第10話 思い出した。あの時見つけた花の名前。そう、この島の岩陰にしか生えない幻の花。
第11話 私の母親。千島小桜。千島千秋の妻。笑うのが得意で怒るのが苦手で、泣き虫の人。
第12話 ほら、私たちってこの島のお花畑みたいですね。千島小桜に千島桔梗。ほんと、子供がいてよかったです。
第13話 「でも、夢の終わりには幸せがあると、信じていますから」向き直る。誰もいない、崖の向こうに笑顔を向ける。
第14話 逃がしてやるものか。こんなに慌てさせた罰だ。思いっきり抱きしめて、一気にキスしてやろう。
第15話 視界が広がった。やけに白い空が印象的なその場所。この島の高み。植物達の聖域だったはずのところ。私の秘密の場所が覗くはずのところ。
第16話 幅一メートル。長さ二千メートル。延々と続く人工的な花壇があった。
第17話 手伝えない。俺には音楽がある。お互い、自分の道を行こう。そうして、まだ髪の短かった私の肩をそっと押してくれた。
第18話 始まりの場所。五年ぶりの大気の中、この島の夏が始まり、出会った場所。セミのいない大気の中の夏の匂いが生まれる場所。
第19話 だいすき。私は目の前のこの人、二並に一生の愛を誓います。
第20話 「そんなときは飲みなさい、ほら」
★『Fairy Ring』・・・自分を捨てた母を恨む有紀。友人の片山みさきと現在片思い中の藤原義信。卒業後の進路とほのかな片思い、そこに加わる「田中さん」。記憶の片隅に残ったフェアリーリングが幸せの断片をつなぎ合わせ、訪れる未来。ハッピーエンドな卒業の物語。
第1話 街が温かいなら、それは家族の温かさだと思う。
第2話 紅茶のにおいをかぐとき、この家庭の温かさに安住するのなら、街の冷たさのほうが居心地よいと思う。
第3話 街のよどんだ景色に雲間から光が差し込む。濡れた瓦が冷たく光る。そうして街は光り、冷たさだけを私に与える。
第4話 試してみない、藤原義信に温められるものかどうか
第5話 ああ、これで終わった。全部終わった。始まることすらもなく。
第6話 幸せって雪みたいだ。思いもかけないときに鬱陶しく降ってくるくせに、手のひらに乗った瞬間、消えていく。
第7話 親戚の家の温かさに慣れてはいけないような気がするけれど、田中さんの部屋の温かさになら慣れてもいいような。
第8話 親戚の家に住んで、初めて迎えた朝。光の雫が木の葉を滑り落ちる、そんな朝に思わず、外へ出た。
第9話 妖精たちのいたずら。幸せの出発地点。
第10話 物語の最後は、ハッピーエンドなんだって、お母さん、言ってくれたもの
第11話 田舎のように目には見えなくても人と人はこの街につながっている。
第12話 ほんと、長い、長い一人旅が終わった。
最終話 どうか、この光を永遠に。街に祝福を。
★『けんかのあとは』・・・昔から聖を見てきた幼馴染の光。今の聖をしっかりと見つめる渓。二人の女の子の思いと、聖の思いが交錯する。(全10話)
第1話 光は文字通り、目の前が暗くなった。
第2話 残された渓はその場に駆けつけた友人たちに肩を叩かれた瞬間、泣き出した。
第3話 気取んじゃない、ばか。ばか聖、何とか言いなさいよ
第4話 次の日、疲れ果てて学校で眠っている聖の姿は渓の中で既に素敵な寝顔と写っていたことは言うまでもない。
第5話 そうだ、これは宣戦布告だ。
第6話 そのとき、聖を好きになったのだと思う。絶望と隣り合わせの、人を恋う気持ち。
第7話 たくさんの女の子を押しのけて手にするものは渓であって、光ではいけないのだ。
第8話 渓は今、舞台の主人公だった。星という名のスポットライトが渓を照らし出す。
第9話 まだ話しかけられないと、都合のいい言い訳。渓と話し合うことで光との接触を拒んできた自分。
最終話 誰だって突然葉っぱの形が変わったら分かるでしょ。植え替えたんだって
■創作短編・長編小説
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・秋、果ての岬
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