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ぶどうの記録
太子町でおこなっている「ぶどう塾」を中心とした記録をつけていこうかと思っております
ぶどうの鉄欠乏
ぶどうでは珍しい「鉄欠乏」の症状です。鉄欠乏は一般的にはアルカリ性の圃場で出やすいといわれています。症状は写真のように葉脈間の黄変が特徴的です。このぶどう園では収穫寸前であったため鉄欠乏に対する措置を施すことはありませんでした。幼果期までに要素欠乏の症状が出ている場合、葉面散布剤を用いるのが薦められます
ジベレリン処理時期
種なしでぶどうを作るには「ジベレリン」という農薬(植物成長調節剤、植物ホルモン)を使う必要があります。 デラウェアの場合、1度目の処理適期は「新しい枝に出た葉の枚数が9.5枚のとき」といわれていますが、実際には房の先端を太陽光にかざした場合、針の穴ほどの空間ができたときという感覚でおこないます。今年は4月の低温の影響で平年に比べ、処理適期が遅い傾向にありました。 写真のデラウェアをご覧ください。非常に粒がたくさんついているのを観察することができます。これはジベレリンのほかに「フルメット」という農薬(植物成長調節剤、植物ホルモン)を加用し過ぎた結果、出来上がった房です。フルメットを使う理由のひとつに実のつき方を良くする、という理由がありますが、処理適期間際に5ppmの濃度で処理してしまうとこのような結果を生んでしまいます。実が多くつきすぎると色がつかない、味が甘くなりにくい、樹に負担をかけるといった問題が生じます。
ぶどうの代表的病害
1.べと病
 
ぶどうの代表的病害、「べと病」です。葉の裏に白色のカビが生えているのを確認することができます。葉の表に白色のカビが生えるもの、ぶどうの房に白色のカビが生えるものはうどんこ病であり、べと病ではありません(べと病も多発すれば房に病害が出ることもあります)。
この病気は一気に園全体に広がります。伝搬性が非常に強力であるため、見つけ次第薬剤散布を行うか葉を園外に持ち出し埋める必要があります。ジベレリン処理適期と重なって発生した場合、早急にジベレリン処理を施し、2日おいて薬剤を散布しましょう(実験では8時間間隔を置くと問題は生じませんでしたが品種にもよりますので念のため)。水回り期と重なった場合、果粉溶脱を防ぐため、棚上散布、またはフロアブル剤を使うことをお薦めします。
2.黒とう病
ぶどうの果実に黒色の斑点を生じる病気です。病気が進むと新梢の先などが黒ずんできます。この病気を農家の方で発生させる方は少ないかと思います。事実、この病気は巻きひげを取り去り、石灰硫黄合剤を散布すれば発生しにくいでしょう。ただし、経済的に経営をおこなう農家であれば「大粒系ぶどうは雨よけ施設で栽培」してください。雨よけ施設のないぶどう園では発生することがあります。
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